「化学実験をテーマにしたサイエンス教材「ケミーのじっけんマップ」のご紹介です。
この教材で届けたい体験、教材の内容、取り組む際のポイント等を本記事でお伝えします。
この教材で届けたい体験
「ケミーのじっけんマップ」では、月ごとに与えられる素材を化学反応させながら、新しい物質や化学的性質を発見していきます。化学反応の組み合わせを試行錯誤しながら、知識を積み上げていく面白さを味わいます。
「できることが増えるにつれて、新しい組み合わせを試してみたくなる」という良いサイクル の中で、知的好奇心の赴くままに実験を楽しんでみてください。
教材の内容
初回のテーマは「アイスと石鹸」。
「ケミーのじっけんマップ」では、「そざい」と「わざ」を組み合わせて、スタートからゴールの「アイス」までのマップを進んでいきます。
例えば、今回は「かいすい」から始まって、「アイス」にたどり着くには、どんな「そざい」と、どんな「わざ」が必要か?ということを考えながら進んでいくようになっています。
例えば、今回は「かいすい」から始まって、「アイス」にたどり着くには、どんな「そざい」と、どんな「わざ」が必要か?ということを考えながら進んでいくようになっています。
「かいすい」をあたためると?「しお」と「こおり」をまぜると?試していくほどに、「そざい」と「わざ」が増えていきます。
「マップ」という形式になっているのは、道標は示すけれど、「全然関係ないことやってみたら、どうなるんだろう?」という知的好奇心にできるだけ応えられる、寄り道を許容できるものでありたいという思いからです。
この画像の「新たな発見一覧」に「アイス」以外の様々なものがあることにも、教材に込められた意図があります。
ただゴールに一直線に向かおうとするだけでなく、「これとこれを混ぜたらどうなるんだろう?」という根源的な好奇心にこたえられるものでありたいという思いがあるからこそ、このような寄り道を楽しんでもらえる作りになっています。
化学実験のシミュレーションを扱うアプリケーションは、子ども向けのものも含めて既に世の中に色々ありますが、①学問的な正確性、②子どもにとって身近であること、③「なぜそうなるか」の納得感のバランスをとるということにかけては、ワンダーボックスの教材開発の知見がいきる余地が十分にあります。
デジタルならではの直感的な操作でありつつ、子どもが事前知識なしで楽しく取り組めて、実験の結果にもできる限り納得感のあるものを目指しています。
取り組むときのポイント
「手当り次第」からその次へ
最初は意味も考えずに手当り次第、あるいは同じことを繰り返しているようにみえる、ということもあるかもしれません。
そうした試行錯誤の中で、目的や意味を「自分で見出した」という実感が、それからの試行錯誤の原動力となるので、ある程度の寄り道回り道は見守ってあげてください。
どうしても迷っていたら、「あらたなはっけんいちらん」から、まだ試していない組み合わせを探して、試してみるように促してみるというのも一つのやり方です。
ゴールしておわり、はもったいない!
最短距離で答えを求めるという趣旨のものではなく、ゴールして即おわり!だとむしろもったいないとすら言える教材です。
ものすごく速く終わっていたら、他の組み合わせを試したときにも、ちゃんとどうなるかのリアクションがかえってくるといった趣旨のことを伝えてあげても良いかもしれません。
また「じっけん」をご家庭でリアルに試してみるのもおすすめです。
デジタルなシミュレーションと、「実際にやってみるとどうなるのか」の違いから得られるものは多くあります。(温めたり冷やしたりする際は、保護者の方が一緒に見守っていただけますと幸いです。)
アプリをやった後に「もっと知りたい!」「リアルに試してみたい」という場合には以下の動画がおすすめです。
簡単!たった1分でアイスクリームを作ろう!休校中の皆さんに贈るプチスクール「固めてみよう!」2020年3月18日放送 ※参照:2022年11月24日
【自由研究】氷と塩!3分で作れるシャーベット! ※参考:2022年11月24日
「そざい」が化ける面白さ、組み合わせの妙を堪能できる「ケミーのじっけんマップ」を、ぜひ楽しんでみてください!