2023.03.24

【6歳~小学生】ピースを並べて創造力と思考力を育むトイ教材「シェイピー」紹介

Vol.オパール(4月号)のトイ教材は、4種類の図形のピースでできた「シェイピー」。

この記事では、「この教材がどんな力を育むか」「どんな問題が収録されているかの具体例」について紹介していきます。

4歳~(年中・年長)向けの記事はこちら
 


「シェイピー」ってどんな教材?

正三角形や正方形といった、対称な図形のピースを使った思考力問題で、図形に対する豊かな感覚を育む教材です。

「シェイピー」は、54枚のピースと、20のお題が詰まった「もんだいシート」でできています。

  
形や色の配置で、創造力や美的センスが自然と磨かれる作品づくりに取り組むものから、図形の特性を活かした思考力問題まで、様々な問題が収録されています。

「もんだいシート」には数字の番号が振られていますが、 順番通りでなくとも、「やりたいものからやる」といったスタイルで取り組んでみてください。

例えばどんな問題があるの?

例えば、線に合わせてピースを置く問題。指定されたピースで枠に沿って形を作ります。


数や形の制限がある中で試行錯誤することで、自ら考えるきっかけが生まれ、どう工夫するかの創造性が引き出されます。

さらに、ただ図形の問題を解くだけでなく「何に見えるか?」という想像力を働かせるお題でもあります。

例えば、色を変えるだけでもまた違ったものに見える面白みがあります。


赤と青を並べると、赤(進出色)は手前に飛び出して見えて、逆に青(後退色)は引っ込んで見えるという、色立体視と呼ばれる目の錯覚を作品づくりにいかしてみるのも良いでしょう。

こんなときどうする?私たちの研究授業*で起こった事例から

「ひし形を使って作ろう」というお題に三角形のピースで挑戦している、ということもあるかもしれません。

その場合は、すぐに「ひし形だよ」と訂正しなくとも大丈夫です。

枠にそってできていたら、まずは「できたね!」と承認の言葉をかけてあげてください。



 
実際に試してみることで、「シェイピー」でのひし形は正三角形2つでできていることに自分で気づくきっかけとなり、図形への理解が深まることもあります。

「自分で試して、図形の性質について自分で発見する」ことも、問題の正解不正解以上に大切なことです。

*子どもたちのリアルな反応を得られる場として、研究授業を行って教材開発にフィードバックしています。


他にも、図形の「相似」の概念に楽しく触れられる問題や、正解が一通りでない課題を解決する思考力問題等が収録されています。

 
以上、トイ教材「シェイピー」の紹介でした。

ボックス(箱)に同梱されているキット教材「ビッグペーパー」と組み合わせて遊んだり、表紙の模様を再現してみたりと、まだまだ紹介しきれない遊び方が「シェイピー」にはたくさんあります。

ぜひお子さまに合った遊び方を見つけてみてください。
 
※きょうだい利用で年中年長向けと小学生向けが両方届くご家庭の方へ
袋に入った状態では、どちらの学年向けかわかりづらい場合があります。
下記画像をご参照いただき、ご確認くださいませ。