2023.05.24

「そっくり」を探して観察と抽象化に自然と親しむアプリ教材「そっくりさがし」紹介

突然ですが、「そっくりさがし」のお試しとして、この2つの画像の共通点を探してみてください。



▼解答例を見る

ここで紹介した答え以外にも、発想次第でたくさんの答えがあります。
この「たこやき」と「リバーシ」の問題は、6/14から出題されます。(アプリ教材「そっくりさがし」は毎月14日に問題が全て入れ替わります)
この問題を含め、お題が4つありますが、どれから取り組んでも大丈夫です。

毎月の教材スケジュールは、ファミサポ トップページのPick Upに掲載している「今月号の教材紹介」記事でお知らせしています。


「そっくりさがし」は2枚の写真の「そっくり」を探す教材です。
保護者の皆さまからも「親子で楽しんでいます」「子どもの発想や着眼点の自由さに驚きました」とのお声をいただいている人気の教材です。

今回の記事では、「そっくりさがし」の教材の意義や、過去に保護者の皆さまからお問合せいただいた内容についてご紹介いたします。

「そっくりさがし」で育まれる力



「そっくりさがし」では、一見全く異なる2つの写真について、まるで「イメージの因数分解」をするかのように、様々な切り口で抽象化(ものごとに共通する要素を抜き出すこと)する経験を楽しみながら積むことができます。

抽象化して共通項を見つけて言葉にする経験は、伝えたいことを整理して言語化する力を育みます。これは他者に自分の考えを伝えるコミュニケーションにおいて大事な力です。

何が「そっくり」と感じるか、それをどのように言葉で表現するか、に定まった正解はありません。こういった表現活動をカバーする教材として、「そっくりさがし」はワンダーボックスの中ではアート教材に分類されています。

よくあるご質問と回答

Q1. 子どもがボーナスワード*をあてられません。どのようにサポートするのが良いですか?

*特定のワード(ボーナスワード)は通常よりも得点が高く設定されています。

A1. 
ボーナスワードをあてよう、ということよりも、自分の視点で表現することを大切にしてあげてください。お子さまがみつけた「そっくり」について、「たしかに◯◯だね」「こういう風に見えたんだね」と、そのままを承認してあげる声かけをお願いします。

ボーナスワードは「こんな考え方があるのか!」という良い意味での刺激となるように公開されています。

ボーナスワードを見ること自体はまったく悪いことではないので、考え方のヒントがほしいなと思ったら、そのときに見てしまっても大丈夫です。

Q2. ひらがながまだスラスラ読めないので、文字の入力が満足にできません。
A2. 
特に4歳〜(年中・年長)のお子さまは、文字の入力のサポートをお願いいたします。
「問題を解きたい!」という意欲があるのに入力がハードルになっている場合は、代わりに入力してあげる方が、考える時間をより良いものにできます。


お子さま自身の「自分で入力したい!」という思いが強い場合は、そのまま見守ってあげるという関わり方で大丈夫です。自分で入力する場合は、最初のステージ1だけなんとかできた、という進度でも問題ありません。

教室こぼれ話

この教材を開発するにあたって、ワンダーボックス開発チームが主催する研究授業で、実際に子どもたちに「そっくりさがし」をやってもらいました。

子どもたちにとっては、手を挙げてみんなの前で自分の考えを発表するドキドキの瞬間です。

ある時、目を輝かせて手を挙げた子が「どちらも地球にある。」と堂々と発表しました。その後の授業で、どんなお題にも通用する解答としてこれが少しの間流行したのは言うまでもありません。ひとしきりみんなで面白がったあとは、自然と誰も言わなくなりました。


以上、アプリ教材「そっくりさがし」の紹介でした。何が「そっくり」と感じるか、大人と子どもの視点のその違いまで、楽しんでいただけますと嬉しいです。