2024.04.25

「あるく」→「はしる」でどう違う?「メカニクスラボ〜はしるロボットのまき〜」紹介

今月号のトイ教材は、「メカニクスラボ〜はしるロボットのまき〜」です。
前月号の「メカニクスラボ〜あるくロボットのまき〜」との違いも合わせてお届けします。



ここが新しくなりました!

①コントローラーで操縦してみよう

前回のロボットに、コントローラーをつけることができるようになります。




前に行ったり後ろに行ったり、曲がったり回ったり、コントローラーを使って操縦してみましょう。もちろんガイドはありますが、どうすれば思い通りに操縦できるかな?と考えながら、スイッチを倒す向きの組み合わせを試してみてください。


実際に動かしてみることで、「右に曲がる」=「左のモーターだけが回っている状態」、「前に進む」=「両方のモーターが同じように回っている状態」というように、ものが動く仕組みに必要な要素を分解して考えることができるようになります。

②タイヤのかたちも考えよう

付属のタイヤシートを使って、タイヤを作ってみましょう。



丸いタイヤ、四角いタイヤ、三角のタイヤ。進み方はどう違うでしょうか?
平らなところでは?凸凹したところでは?傾いたところでは?様々な試行錯誤から、「そうなるのか!」という驚きが生まれてくることでしょう。

このタイヤシートは、扱いやすさのために素材にこだわっています。ジグソーパズルに使われるようなかたい厚紙で、「取り付けがしやすく、つけるだけで走る」ようになっています。ほかのかたちのタイヤも作ってみたくなったら、身近な素材でも試してみましょう。おすすめはダンボールです。どうやって固定する?滑り止めのゴムの巻き方は?どうデコレーションする?等、工夫のしがいがあります。

タイヤの取り付け方で困ったときは?

タイヤの取り付け方が分からないときはサポート動画を用意していますので、ご活用ください。
サポート動画はアプリの「メカニクスラボ」からご覧いただけます。


「タイヤが抜けてしまう...」
「タイヤが空回りして、うまく進まない...」
といったタイヤの取り付けがうまくいかない時は、サポート動画の「タイヤをまわしてみよう」や冊子の15ページで対処方法をご紹介していますので、ご確認ください。

取り組みのポイント

タイヤシートの色が白なのは、色々塗ったり描いたりして飾り付けてみたくなったときにそうできるようにという意図があります。また、小学生でハサミの扱いに慣れていたら、シートを切ってタイヤのかたちをギザギザにしてみたり、かたちを変えてみるのもおすすめの取り組み方です。

14日にお題が更新されます。最初のお題は「氷の上を進めそうなロボット」


お題に沿って作品を展示するイベントがあるので、ぜひそれぞれの工夫を込めた作品をぜひ共有してみてください。


以上、「メカニクスラボ〜はしるロボットのまき〜」の紹介でした。多くのトイ教材で、テーマを2回連続させるのは、次の月に追加で届くものを使って「遊びの広がり」を楽しんでほしいという思いからです。前回から続いて、「モーターでものが動く仕組み」「動力の伝達」について、また新しい切り口で子どもたちが楽しんでくれることを願っています。