先月に引き続き、今月号のトイ教材は「かっちりピッタンアドバンス りったいのまき」。
先月号が平面的に「つなげていく」ことに着目していたのに対し、 今月号では「立体を組み上げる」ことが主なテーマになっています。
具体的にどんな内容か、どんな考える力を育むのか、この記事で紹介していきます。
もくじ
「かっちりピッタンアドバンス りったいのまき」が育む力
つなげたまま動かせるから、展開図と立体物を往復して理解できる
ジオフィクス*は連結部分を維持したまま展開図から立体造形物を組み上げることができます。*GEOFIX(ジオフィクス)は、オーストラリアで算数の教材として生まれた、遊びながら立体の展開や構造が学べる3Dパズル知育玩具です。 世界各国で長年、図形のおもちゃとして愛され、日本国内でも2,000ヶ所以上の幼稚園 ・保育園で教材として導入されているほか、小学校・中学校の算数の立体や展開図の授業にも使用されています。
組み上げる過程で「どうしてそうなるのか」を自分で実物を動かしながら理解できます。
つまり、 立体幾何学の基本に触れるのにうってつけの題材と言えます。
「思いがけずつながる」「何度でもつけ外しできる」ことが、自由な創作を後押し
何となく並べたパーツを手当たりしだいにくっつけて、この部分を起こしてこの部分をへこませて…とやっているだけでも、様々な立体を作ることができます。
三角と四角の一見シンプルな組み合わせから、自分でも思いがけないような立体が生まれてくる面白さを感じていただけますと嬉しいです。
連結のコツをつかむ「めざせ!ビルディングマスター」
ジオフィクスで立体造形物を組み上げるコツを習得します。
うまく連結できないときは、「つまんでくっつける」ことを教えてあげてください。
回転の運動エネルギーや、「重心」の概念にふれる「こまをつくろう!」
「長く回るこま」の研究に挑戦してみましょう。他の問題の合間に息抜きとしてやるのもおすすめです。
大きなこまを作ってうまく回せた時の達成感はひとしおです。
正多面体に親しむ「ポリへドロンアドベンチャー」
世界に5種類しかない正多面体の世界を探索します。
どの展開図なら立方体になるかといったクイズに挑戦したり、立方体以外の正多面体の展開図にも触れられます。
自分の手で組み上げることで、それぞれの正多面体の特徴に触れ、空間認識力を育むことができます。
表に展開図、裏に完成図。立体の成り立ちの理解が深まる「かっちりピッタンカード」
展開図と完成図がセットになったカードを使って、「どう組み上げればこの形になるか」を試行錯誤できます。
カードの問題は小学生でも迷うような応用問題も含まれています。
全部やらないといけないといったものではないので、「これやってみたい!」と思えるものに取り組んでみてください。
以上、「かっちりピッタン りったいのまき」の紹介でした。
アプリの「かっちりピッタン」チャンネルでは、立方体や正八面体の投影図といったより深く楽しめるお題を用意しています。ぜひご活用ください。
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