今月号のエキスパートコース向けのサイエンス教材「ケミーのじっけんマップ」はお楽しみいただいていますか?
今月号でのテーマは「大豆や身近なものから、豆腐や味噌を作り出そう!」です。
今月号でのテーマは「大豆や身近なものから、豆腐や味噌を作り出そう!」です。
今回はこの教材の「ヒントの出し方」と「寄り道の楽しさ」についてお届けします。
さらに、「ケミーのじっけんマップ」で大豆からできるものに興味を持ったお子さま向けの動画や書籍の紹介もありますので、ぜひお役立てください。
もくじ
ケミーのじっけんマップとは?
「ケミーのじっけんマップ」では、「そざい」と「わざ」を組み合わせて、目標のものを作るまでの過程をマップにしたものを進んでいきます。
味噌や豆腐という身の回りにある食品が、どうやってできているのか、素材と技の組み合わせを試行錯誤します。
新しい発見を楽しみながら、自然と大豆にまつわる化学反応に親しむことができる教材です。
好きなだけ試行錯誤してから、道標としてのヒントが役立つ
「ケミーのじっけんマップ」では、取り組みの際にアプリ側から定期的にヒントがでるようになっています。
このヒントは、ある程度自分で試行錯誤を経た段階で表示されます。
この教材でお届けしたい「自由な探究」を損なわず、かといって迷子にならないようなタイミングに配慮しています。
興味の赴くままに組み合わせを楽しんだ後だからこそ、「その手があったか」と自然とヒントが道標として機能します。
ゴールだけが目的ではなく、「寄り道の楽しさ」を大切にしたい
豆腐と味噌を作ることが今回のゴールですが、ゴールにつながらないものは不正解、というわけではありません。
例えば豆乳と海水を混ぜてできる「びみょうなとうふ」は間違いではなく、組み合わせたら何かできた、という体験自体を面白がってほしいという思いから教材に入れています。
教材としてゴールは提示してありますが、もっとシンプルに「これとこれを混ぜたらどうなるんだろう?」と試すこと自体に興味を持ってもらえたら嬉しいです。
もっと深く知りたいお子さま向けのおすすめ動画&書籍
おすすめ動画
かわしま屋."豆腐の作り方/家にいながら学ぶ豆腐づくり/大豆とにがりで作る自家製の豆腐/初心者でも自宅で手軽に出来る豆腐の作り方". Youtube かわしま屋 Well Being- 健康のつくり方 -2015年.※参照:2022年7月21日
自家製マルサラクッキング."【自家製】海水から天然塩・にがり~沖縄編~". Youtube マルサラクッキング marusara cooking 2020年.※参照:2022年7月21日
森新屋商店."豆麹と豆味噌の作り方 其の一(長白菌編)~赤だしって旨い!~". Youtube 森新屋の台所 2016年. ※参照:2022年7月21日
「ケミーのじっけんマップ」で出てきた「豆腐」「塩/にがり」「味噌」について、「どうやってできているの?」をわかりやすく解説してくれている動画です。アプリで試した後だからこそ、体験に紐付いた知識として蓄積していけます。
おすすめ書籍
小倉ヒラク. 夏休み!発酵菌ですぐできる おいしい自由研究. あかね書房,2017年,64p., ISBN978-4-251-08952-6
実際におうちで作ってみたい!というときに参考になる書籍です。
「みそ」は1ヶ月以上かかるハードな実験なので、もしやるならかなり根気が必要ですが、「それくらい大変なんだな」と知るだけでも「ケミーのじっけんマップ」の学びと化学の知識が繋がります。
その他、国立図書館が運営している調べ物データベースから検索してみるのもおすすめです。
図書館の司書の方にどのような質問をして、どんな書籍をおすすめされたかが事例としてまとまっています。例えば「家庭で出来る米酢の作り方を書いた本で、<大人向け>と<子供向け>の両方が欲しい。」等です。
以上、「ケミーのじっけんマップ」の紹介でした。
「ケミーのじっけんマップ」は今後もテーマを新しくして再登場する予定なので、楽しみにお待ちいただけますと嬉しいです。