2022.11.24

料理は実験!?ケミーのじっけんマップ「ホイップクリーム」と「パン」紹介

Vol.モイ(12月号)では、6歳〜(小学生)向けサイエンス教材「ケミーのじっけんマップ」が登場します!

牛乳や小麦粉等から、「ホイップクリーム」と「パン」を作るには?というテーマで得られる学びについて、この記事で解説していきます。
もっと知りたい方向けの動画・書籍についても、ぜひご活用ください。

「ケミーのじっけんマップ」で届けたい体験

「ケミーのじっけんマップ」では、素材を化学反応させながら、新しい物質や化学的性質を発見していきます。化学反応の組み合わせを試行錯誤しながら、知識を積み上げていく面白さを味わいます。

「素材」と「技」を組み合わせることで新しいものが生まれて、段々とできることが増えていきます。
「できることが増えるにつれて、新しい組み合わせを試してみたくなる」という良いサイクル の中で、知的好奇心の赴くままに実験を楽しんでみてください。

なぜゴールが2つ?

今月のテーマは「ホイップクリーム」と「パン」。
ゴールが2つあることで、「これはどちらに使うんだろう?」と自然と考えるきっかけができたり、思わぬところで材料の共通項が生まれたりします。

例えばパン生地を「ねかせる」ことで発酵させたり、牛乳を「ねかせる」ことで生クリームが分離したりと、「ここでそれを使うのか!」という驚きが、新たな発見を探そうとする原動力となります。

今回は「レモンから酵母液を作ってパンを作る」というかたちになっていますが、酵母液自体はレモン以外の食物からも作ることができます。

レモンの持つ強い酸性という特性が、他の素材と組み合わせたとき多様な反応を生じさせるので、あえてレモンを選んでいます。

この画像の「新たな発見一覧」にカッテージチーズやレモンジャムといった様々なものがあることにも、教材に込められた意図があります。

ただゴールに一直線に向かおうとするだけでなく、「これとこれを混ぜたらどうなるんだろう?」という根源的な好奇心にこたえられるものでありたいという思いがあるからこそ、このような寄り道を楽しんでもらえる作りになっています。

例えば、牛乳とレモンをあたためるとカッテージチーズができる、ということについて。
化学の知識として、「酸でタンパク質が凝固する」ことを学校でこれから習うときに、ただ知識として詰め込むだけでなく、「自分で考えて組み合わせて『発見』した」というアプリでの体験が加わることで、より実感の伴った学びとなります。

もっと深く知りたいお子さま向けのおすすめ動画&書籍

おすすめ動画

自宅でレモン酵母のパンを焼いてみたい!と思ったときに参考になる動画です。

IN THE OVEN."【自家製酵母】バケット70%②レモン酵母ストレート法加水70%バケット!覚書レシピ、初心者さんにも分かりやすくクープの型紙あり、natural yeast、sourdough、baguette".
Youtube IN THE OVEN 自家製酵母のパンと料理 2021年.
※参照:2022年11月17日


IN THE OVEN."【レモン酵母液】自家製酵母、レモン酵母液の作り方 自家製天然酵母のある生活".
Youtube IN THE OVEN 自家製酵母のパンと料理 2020年.
※参照:2022年11月17日


おすすめ書籍

加工食品ができる過程を、「なぜそうなるのか?」がわかるように説明と写真付きで解説している書籍です。

▷『石谷孝佑. 牛乳・肉・たまごからつくる食べもの(食べものはかせになろう!, 3). ポプラ社,2010年,47p., ISBN978-4-591-11610-4』


以上、「ケミーのじっけんマップ」新テーマの紹介でした。

「ケミーのじっけんマップ」は今後もテーマを新しくして再登場する予定なので、楽しみにお待ちいただけますと嬉しいです。