2024.03.22

氷を溶かすのも、気球が浮かぶのも「熱」のしわざ。「テクロンのとひみつのけんきゅうじょ」のテーマ「熱」紹介

サイエンス教材「テクロンとひみつのけんきゅうじょ」のテーマ「熱」の教材の意義を解説していきます。

テーマ「熱」では、熱で氷を溶かしたり、鉄板で熱が伝わったり、花火を打ち上げてみたりと、「熱」にまつわる様々な現象を楽しめます。「教材でどんな力が育まれるか」「『けんきゅう』『じっけん』『かいはつ』それぞれのステージの意図」についての解説を、ぜひ教材の取り組みにご活用ください。



アプリ教材でどんなことをするの?

「テクロンとひみつのけんきゅうじょ」のテーマ「熱」では、ドライヤー、たき火、電熱線、バーナーといった熱源それぞれの特徴を自然と理解できる問題や、それらを自在に配置してできるだけ多くの氷を溶かすチャレンジに取り組めます。


この教材は「現象を楽しむ」ことを通して、科学法則にまつわる現象への興味を引き出します。取り組みの中で、何かを暗記したりすることよりも、自分の頭で「こうしたらどうなるんだろう?」と仮説を立てて試してみることを大切にしています。

「当たり前」が自分の中に構築されていない年代だからこそ、そうした試行錯誤が、学校で改めて科学法則を知識として学習したときの支えとなり、体験をともなった知識として蓄積されていきます。

「けんきゅう」「じっけん」「かいはつ」の違い

チャンネルに入ると、「けんきゅう」「じっけん」「かいはつ」の3つのゾーンがあります。



「けんきゅう」:答えとその手順がある程度決まっているもの
「じっけん」:ゴールは用意されているけれどプロセスは自由なもの
「かいはつ」:「どうしたいか?」を自分で決められるもの
というように、それぞれのゾーンでできることが違います。

例えば、「じっけん」では、「たくさん氷を溶かす」お題に挑戦できます。


限られた数のアイテムをどう使えば効率的か、とりあえず色々並べてみて、徐々にそれぞれのアイテムの特徴を理解しながら工夫を重ねることに醍醐味があります。
慣れてきたら、2つ目のお題にも挑戦してみましょう。2つ目のお題では、氷を溶かすのではなく、熱で気球を動かします。1つ目のお題とはまた違った工夫が求められる問題で、様々な試行錯誤を楽しめます。
気球の火が消えると気球が下り、点火すると気球が上がります。



以上、テクロンのテーマ「熱」の紹介でした。