2024.05.25

回りながら落下する、不思議な飛行体の謎を解明しよう!トイ教材「フライングラボ ふしぎなひこうたいのへや」紹介

トイ教材「フライングラボ ふしぎなひこうたいのへや」の教材の意義を解説していきます。
「この教材でどんな力がつくの?」にお答えする教材解説と、アプリと組み合わせた使い方や、もっと深く知りたいお子さま向けの発展編の情報等をこの記事でお伝えします。

※この教材は、必ずアプリとキットを組み合わせて取り組んでください。※
アプリは前月25日から翌月5日までご利用いただけます。(例:5/25に教材が届いた場合、7/5までご利用いただけます)



「フライングラボ」で届けたい体験

「フライングラボ」は紙でできたシートのかたちを工夫して、落ち方の違いを観察することを通して、空気抵抗といった物理的な現象に親しむ教材です。
紙を折ったり切ったりして、メガネ型やプロペラ型といった形に変えることでそれぞれの落ち方に違いが出ます。



普段意識することの少ない空気抵抗について、流体力学等の事前知識無しで視覚的にわかりやすく体感できます。植物の種や、プロペラの形等、身の回りにある不思議な形の持つ意外な合理性にふれてみましょう。

アプリと組み合わせた使い方


アプリの「フライングラボ」チャンネルでは、飛行体の組み立て方の動画をみたり、それぞれの飛行体にまつわるクイズに挑戦したりといったことができます。ぜひアプリとキットをあわせてお楽しみください。


アプリの「フライングラボ」チャンネルを開くと、まず「プロペラひこうたい」の動画をみられるようになっています。
折り方は冊子ではなく動画で解説するかたちになっているので、取り組む際は必ず動画を視聴してください。


折り方動画のあとは、プロペラひこうたいがどんな落ち方をするかのクイズにも挑戦できます。アプリで答えを選択すると、選択に応じた動画が見られるようになっています。


クイズの他にも、今回の教材で扱う飛行体の不思議が身の回りにどう活用されているかという解説も収録されています。
例えば、バトミントンのシャトルが必ず丸い方から落ちるのは、羽が空気抵抗を受けるから、といった解説等です。


3つの飛行体の動画を見ると、最後に「カエデひこうたい」の動画が解放されます。


カエデ飛行体がこの動画の通りに落ちていくようにするには、持ち方や落とし方に少しコツが必要です。うまく落ちない時は、「横向きにしてオレンジのところを持って、優しく落とす」「高いところから落とす」といったことを意識してみてください。

もし、期限内にお取り組みが出来なかった場合は下記のページをご確認ください。
▶︎こちら

「ふしぎなひこうたい」についてもっと知りたい方向けのおすすめウェブサイト

NASA/JPL Edu. “Make a Paper Mars Helicopter”. https://www.jpl.nasa.gov/edu/learn/project/make-a-paper-mars-helicopter/, (2022-12-02参照).

NASAの火星探査機のプロペラを題材に、この教材での「プロペラひこうたい」とほぼ同じモデルを使った実験の紹介です。
※英語のサイトに飛びます。

ネイチャーテック研究会. “くるくる回って落ちるカエデの種子“.ネイチャーテック研究会のすごい!自然のショールーム. 2013年. http://nature-sr.com/index.php?Page=11&Item=11, (2022-12-02参照).

カエデの種子の形も、自然の中にある回転落下の実例として興味深い例です。このサイトでは、くるくる回るカエデの種の何がすごいのか、どのように研究され、その研究がどのように役立てられているかが紹介されています。

以上、トイ教材「フライングラボ ふしぎなひこうたいのへや」についての紹介でした。教材に関して何かございましたら、お気軽にお問い合わせフォームをご利用ください。