サイエンス教材「テクロンとひみつのけんきゅうじょ」のテーマ「水」の教材の意義を解説していきます。
テーマ「水」では、様々な道具で水の流れをコントロールして、例えば「コップにうまく水をためるには?」といった課題を解決することを通して水にまつわる現象に親しみます。
「教材でどんな力が育まれるか」「『じっけん』での試行錯誤のヒント」についての解説を、ぜひ教材の取り組みにご活用ください。
水の流れについての実験を通して、「こうしたらどうなるんだろう?」という探究心を培う
この教材では、「水は高いところから低いところに流れる」といった水の性質の一部を、アプリで感覚的に学ぶことができます。
もちろん水は身近にありふれたものなので、例えばお風呂場で水を使った実験はできますが、アプリの良さは「手軽さ」にあります。水の流れを遮ったり、分散させてみたり、ひとところに集めたりと、お子さまの「こうしてみたら、どうなるんだろう?」という好奇心に、アプリでの実験はその場ですぐこたえてくれます。
「テクロンとひみつのけんきゅうじょ」で取り組める3つのゾーン「けんきゅう」「じっけん」「かいはつ」についてそれぞれ解説します。
「けんきゅう」では、「コップに水をためるには?」という思考力問題に挑戦できます。全部で12問ありますが、全部取り組まないといけないというわけではありません。「けんきゅう」をある程度進めると「じっけん」「かいはつ」が解放されます。
「けんきゅう」を通して、蛇口・バケツ・シャワー・ホースといったそれぞれの道具の使い方を自然と学び、「じっけん」「かいはつ」での学びに役立てることができます。
「じっけん」では、自分で道具の配置を考えて、60秒という制限時間の中でできるだけ多くのコップを水でいっぱいにすることを目指します。
最初は、ただ好きな道具を並べてみただけでも、「ちゃんと動いた!」という達成感が得られます。どんな工夫ができるか知りたいという方向けに、この記事の次の章で試行錯誤のコツについて解説しています。
「かいはつ」では、自由に道具を配置することができます。お子さまの「やってみたい!」を何でも試せる場として活用してみてください。全部一から自分で作っても良いですし、あらかじめ道具が配置されたテンプレートをまず触ってみるのも良いでしょう。「かいはつ」でお子さまが作った作品は、保護者ページのワンダーギャラリーにも保存されます。
できるだけたくさんのコップに水を入れるには?「じっけん」でのポイント
「じっけん」での試行錯誤をより楽しむコツについて解説していきます。
①道具を途中で動かしてみる
道具を配置して「スタート」を押して始まってからも、道具をタップやドラッグ&ドロップで動かすことができます。「このコップだけ時間がかかるからバケツで水を追加しよう」といったことも可能です。②コップの配置の変化に対応する
表示されているコップが全部埋まると、次のコップが出てきます。コップの位置や水が伝う壁の有無もその時に変わるので、「次はこういう配置になるから…」と予想しながら取り組んでみましょう。
③アイデアを楽しむ
①で「道具は途中で動かせる」と解説しましたが、これはあくまで「じっけん」でできることのひとつです。あえて、「全部自動でやったとき高得点になる配置は何か」といった探究を深めるのもおすすめです。
他にも、「蛇口とホースだけでどこまでできるか?」「水が出る『蛇口』は2つしか置けないけど、他の道具はどれくらいたくさん置けるんだろう?たくさんの道具を一度に動かしたらどうなるんだろう?」と、やってみたいことは何でも試してみましょう。
他にも、「蛇口とホースだけでどこまでできるか?」「水が出る『蛇口』は2つしか置けないけど、他の道具はどれくらいたくさん置けるんだろう?たくさんの道具を一度に動かしたらどうなるんだろう?」と、やってみたいことは何でも試してみましょう。
スコアの上下だけにとらわれず、「こうなると思ったけど、結果は全然違った!」という驚きも含めて楽しめる教材になっています。
以上、「テクロンとひみつのけんきゅうじょ」のテーマ「水」についての解説でした。
「こうなるのか!」にたくさんふれられて、「こうしてみたい!」を自分の手で自由に作り出せる「テクロンとひみつのけんきゅうじょ」を、ぜひ楽しんでみてください。