今月号でお届けする「イリュージョンパーク」は、「錯視」をテーマにしたトイ教材です。
百聞は一見にしかずというように、見ればわかるということは多いもの。
しかし、「錯視」では、「見れば見るほど騙される」という一味違った体験ができます。「正しいものを見つけよう」としすぎるのではなく、「こうかな?」と予想することを、ぜひ楽しんでみてください。
百聞は一見にしかずというように、見ればわかるということは多いもの。
しかし、「錯視」では、「見れば見るほど騙される」という一味違った体験ができます。「正しいものを見つけよう」としすぎるのではなく、「こうかな?」と予想することを、ぜひ楽しんでみてください。
「目に騙される」ということを通して、ものを見ているときに、頭の中でどういう仕組みが働いているのか、そんなことまで想像を広げてみると、新しいわくわくのきっかけが見つかるかもしれません。
イリュージョンパークでは何をするの?
目の錯覚である錯視は、目や脳などが勘違いを起こして実際の様子とは異なって見えたり、無いはずの図形やものが見えたり、また実際には起きていないにも関わらず、あたかも起きているように見えたりする現象を指します。
実は、錯視の仕組みは身近なものに利用されているのはご存知でしたか?
実は、錯視の仕組みは身近なものに利用されているのはご存知でしたか?
- 古代ギリシャの建造物であるパルテノン神殿
- 日本の法隆寺
- 高速道路 ・・・etc
→高速道路の両脇に白い点線が書かれている場所は、ドライバーに道路を実際よりも狭く感じさせることで、スピードが出やすい場所で速度を抑えさせる狙いがあります。
錯視をテーマにした読みものはたくさんありますが、「イリュージョンパーク」は錯視にはじめてふれるときの「驚き」だけにとどまらず、「どうして、そうなるのだろう?」というところにまで能動的に踏み込む設計になっています。
イリュージョンパークでは何ができるの?
各章には、「アイテムで確かめてみよう!」というコーナーがあり、どう見えるか」と「実際にどうなのか」を簡単に行き来しながら比較できるようになっています。「どう見えるか」を自分で考えてみてから、実物を使って「実際にどうなのか」検証する、という過程を経ることで、「自分にはどう見えているか」と実際のギャップを納得とともに受け止められるようになります。その驚きと納得が、お子さまの知的好奇心を後押しします。
イリュージョンのもり
ここでは様々な種類の錯視を体験します。アイテムを使って確認することで納得をしながら、結果が予想と違っていたことへの驚きと発見を楽しむことができます。
例えば上記の冊子部分では、「エビングハウス錯視」と呼ばれる現象を体験することができます。
周囲にある物の大きさで、真ん中の緑の円の大きさが変わって見えます。私たちは物の大きさを見積もるときに、その物だけでなく周囲の様子も参考にしているためこのような現象が生じると考えられています。
イリュージョンのもり、トリックのうみ、ファントムのとりでの答えは▶︎こちらからご確認いただけます。
例えば上記の冊子部分では、「エビングハウス錯視」と呼ばれる現象を体験することができます。
周囲にある物の大きさで、真ん中の緑の円の大きさが変わって見えます。私たちは物の大きさを見積もるときに、その物だけでなく周囲の様子も参考にしているためこのような現象が生じると考えられています。
イリュージョンのもり、トリックのうみ、ファントムのとりでの答えは▶︎こちらからご確認いただけます。
錯視で、「騙された!」となると、間違ってしまったことを悔しがる子もいるかもしれません。制作チームとしては、「予想と違った」ということをマイナスではなくプラスにとらえてもらえたらという意図があります。
自分の目にはこう見えた、ということを、お子さまが自分の言葉で表現しようとしていたら、「違うでしょ!」とは言わず、ぜひ耳を傾けてあげてください。その上で、自分の視点と他者の視点では違って見えるということを、「面白いこと」として楽しんでもらえれば幸いです。
ふしぎアートを作ろう!
この章では模様を書き込んで、錯視模様を完成させることに取り組みます。自分が手を加えることで、「見え方が変わる瞬間」を体験できます。そうして自分で完成させるプロセスがあるからこそ、錯視それ自体の仕組みに対する知的好奇心が引き出されます。
ムンカー錯視とは、同じ色のはずなのに、色の組み合わせによって色合いが異なって見える現象のことです。
もしうまくできない場合は、イリュージョンパークのアプリチャンネル内のサポートムービーでやり方を見てみたり、一番最後に掲載している予備のページ使ってみていただければと思います。
ムンカー錯視とは、同じ色のはずなのに、色の組み合わせによって色合いが異なって見える現象のことです。
もしうまくできない場合は、イリュージョンパークのアプリチャンネル内のサポートムービーでやり方を見てみたり、一番最後に掲載している予備のページ使ってみていただければと思います。
アプリで更に楽しめる!
アプリの「イリュージョンパーク」チャンネルでも、サポートムービーでの解説や触って動かせる「じっけん」を楽しめます。
「さくしのじっけん」では、バーをスライドさせて、図形の大きさや位置、色などを変えて、どう見え方が変わるかを実験することができます。
「さくしのじっけん」では、バーをスライドさせて、図形の大きさや位置、色などを変えて、どう見え方が変わるかを実験することができます。
「うごくさくし」で、キャラクターたちと一緒に錯視の動画をみてみましょう。「どう動いて見えるか?」という、紙とはまた違った錯視にふれてみて、「どうしてそうなるんだろう?」というところを考えてみると、錯視の理解が深まります。
「イリュージョンパーク」を使って、「騙された!」の面白さ、「そうなるの!?」の驚きを、ぜひ親子で一緒に体験してみてください!
来月はまた違ったテーマの教材をお届けします。楽しみにお待ちいただけますと幸いです。