徐々にステップアップしていく問題に自分のペースで取り組む「バベロンプラス」。
どんな問題か、やればわかる…とはいえ、それぞれの問題には「ここがわかると問題が楽しくなる!」というポイントが存在します。
保護者の方からの「単に答えを教えるのではなく、どんなふうに考えたら答えに近づけるかのヒントを出してあげたい」というお声にお応えして、問題をもっと楽しめるポイントをワンダーボックスの問題開発者に聞いてみました。
今回の記事では、バベロンプラスの問題「レーザービーム」と「おかえりヤドカリ」について、「こんな声かけで、『わかった!』の楽しさをもっと引き出せる!」といったポイントをご紹介します。
どんな問題か、やればわかる…とはいえ、それぞれの問題には「ここがわかると問題が楽しくなる!」というポイントが存在します。
保護者の方からの「単に答えを教えるのではなく、どんなふうに考えたら答えに近づけるかのヒントを出してあげたい」というお声にお応えして、問題をもっと楽しめるポイントをワンダーボックスの問題開発者に聞いてみました。
今回の記事では、バベロンプラスの問題「レーザービーム」と「おかえりヤドカリ」について、「こんな声かけで、『わかった!』の楽しさをもっと引き出せる!」といったポイントをご紹介します。
「分かれ道」がわかれば、「レーザービーム」がわかる!
ビームを鏡で90°反射させてクリスタルまで導く「レーザービーム」。
「なんか適当に鏡を回したらできた」からもう一歩問題の面白さに踏み込みたい!というときは、「分かれ道」(分岐)を意識してみましょう。
シンプルに言ってしまえば、レーザービームは「ビームが鏡に当たって、進行方向の右か左にいく」の繰り返しです。片方を試して、ゴールへつながらなければ、もう片方が正解だとわかります。
例えばお子さまへの声かけとして、「この鏡から、右かな?左かな?」と単純化して伝えてみましょう。そこから、「次の鏡にいけないから、逆に行ってみようか。」や「次の鏡に行けたね!今度はどちらに行くのかな?」とつなげてみると、レーザービームの考え方の基本を伝えることができます。
レベルが上がると、分岐の先にさらに分岐があったりもします。そんなときも、やみくもに試すのではなく、どこで分岐があったか、どれを試していないか、というのを認識し、覚えておきながらそれぞれの分岐を試すのが攻略のコツです。
慣れてくると、鏡を回さなくてもゴールに続くかどうかがわかるようになります。
試しに、何も触らないでゴールまでの道筋を考えてみるのも、より素早く判断する練習になります。
「おかえりヤドカリ」の初級、中級、上級
同じ動きをするヤドカリをそれぞれのお家に返す「おかえりヤドカリ」。
初級、中級、上級に分けて、それぞれのポイントを説明いたします。
初級、中級、上級に分けて、それぞれのポイントを説明いたします。
初級:どちらかを先にゴールさせよう。
たとえば、青のヤドカリをひとまずゴールさせてみましょう。
そのあと、今度は赤のヤドカリを見て、ゴールさせましょう。
いっぺんにゴールさせるのが大変なときは、このように問題を切り分けるのが有効です。
中級:ヤドカリをかべにひっかけてみよう。
問題がステップアップすると、以下の画像のような状況が起こりえます。
「ゴールしていたヤドカリが、うごいてしまって、2匹同時にゴールできない…!」そんなときには、「ひっかけ」を駆使してみましょう。
「ゴールしていたヤドカリが、うごいてしまって、2匹同時にゴールできない…!」そんなときには、「ひっかけ」を駆使してみましょう。
上級:ゴール手前の状態を考えよう!
例えば、以下の問題は、片方をゴールさせようとすると既にゴールしていたヤドカリが動いてしまうので、非常に難しい問題です。
こういった問題では、「ゴールの1歩前はどうなっていれば良いか?」つまりは、「どんな状態になればゴールできるか?」を考えます。例えば、この問題では、以下のようになればゴールできます。
こういった問題では、「ゴールの1歩前はどうなっていれば良いか?」つまりは、「どんな状態になればゴールできるか?」を考えます。例えば、この問題では、以下のようになればゴールできます。
↑の状態を作るためには、↓のような動きが必要です。
ゴールから逆に考えて、「この状態を作れば良い」というステップを刻むこと。上級レベルではこの考え方がとても重要です。
以上、バベロンプラスの「レーザービーム」「おかえりヤドカリ」のポイントの紹介でした。
こういった考え方の方向性は、自分で仮説を立てて「発見」できたときもまた楽しさがあります。ぜひ、自分だけのやり方も探してみてください。