2021.11.10

【キット】12月号トイ教材 錯視がテーマ「イリュージョンパーク」のご紹介

Vol.ダヴィンチ (12月号)のトイ教材についてご紹介します!

今回のテーマは「錯視」です。
百聞は一見にしかずというように、見ればわかるということは多いもの。しかし、「錯視」では、「見れば見るほど騙される」という一味違った体験ができます。「正しいものを見つけよう」としすぎるのではなく、「こうかな?」と予想することを、ぜひ楽しんでみてください。

「目に騙される」ということを通して、ものを見ているときに、頭の中でどういう仕組みが働いているのか、そんなことまで想像を広げてみると、新しいわくわくのきっかけが見つかるかもしれません。


1.イリュージョンパークの概要

錯視をテーマにした読みものはたくさんありますが、「イリュージョンパーク」は錯視にはじめてふれるときの「驚き」だけにとどまらず、「どうして、そうなるのだろう?」というところにまで能動的に踏み込む設計になっています。

各章には、「アイテムで確かめてみよう!」というコーナーがあり、「どう見えるか」と「実際にどうなのか」を簡単に行き来しながら比較できるようになっています。「どう見えるか」を自分で考えてみてから、実物を使って「実際にどうなのか」検証する、という過程を経ることで、「自分にはどう見えているか」と実際のギャップを納得とともに受け止められるようになります。その驚きと納得が、お子さまの知的好奇心を後押しします。



2. 錯視模様を自分で作る!

「ふしぎアートをつくろう!」では、指定のエリアに色をつけたり線を引いたりすることで、錯視模様を完成させることに取り組みます。自分が手を加えることで、「見え方が変わる瞬間」を体験できます。そうして自分で完成させるプロセスがあるからこそ、錯視それ自体の仕組みに対する知的好奇心が引き出されます。

お子さまそれぞれに、「線を書く・色を塗る」といった作業に対する慣れや、視野の広さに違いがあります。教材開発の現場で、実際に子どもたちに試してもらいながら調整して、それぞれの発達段階に合った題材を学年によって出し分けています。

◎4歳〜(年中・年長)向け:ムンカーさくし





◎6歳〜(小学生)向け:フレーザーさくし



錯視で、「騙された!」となると、間違ってしまったことを悔しがる子もいるかもしれません。制作チームとしては、「予想と違った」ということをマイナスではなくプラスにとらえてもらえたらという意図があります。自分の目にはこう見えた、ということを、お子さまが自分の言葉で表現しようとしていたら、「違うでしょ!」とは言わず、ぜひ耳を傾けてあげてください。その上で、自分の視点と他者の視点では違って見えるということを、「面白いこと」として楽しんでもらえれば幸いです。

アプリの「イリュージョンパーク」チャンネルでも、動画での解説や、さわって動かせる「じっけん」を楽しめます。「さくしのじっけん」では、バーをスライドさせて、図形の大きさや位置、色などを変えて、どう見え方が変わるかを実験することができます。


(例:カフェウォールさくし)


「うごくさくし」で、キャラクターたちと一緒に錯視の動画をみてみましょう。「どう動いて見えるか?」という、紙とはまた違った錯視にふれてみて、「どうしてそうなるんだろう?」というところを考えてみると、錯視の理解が深まります。




「イリュージョンパーク」を使って、「騙された!」の面白さ、「そうなるの!?」の驚きを、ぜひ親子で一緒に体験してみてください!