問題をあてずっぽうに解いて、「とりあえずできた!」となっている様子を見かけたとしたら、「きちんとわかっていないように見えるけれど、大丈夫かな?」と不安に思われるかもしれません。
しかし、小学校低学年くらいまでは、直感的に「こうだ」と思ったものをとりあえずやってみる、ということから得るものもあり、必ずしも適当にやってしまっているからダメだ、というわけでもありません。
自分の考えを論理的に筋道立てて言語化するといった思考のあり方よりも先に、「直感的にこうだとわかる」「筋の良い仮説をひらめく」といった思考のあり方が発達するという場合もあります。
「本当にわかっているのかな?」と感じたときは、言葉で論理的に説明することを意識するよりも、「これ、どうなっているのかな?一緒にやってみよう!」と、声をかけて、体験の中で「そういうことね!」と納得できることを目指す、というのも一つの解決策です。