2022.11.04

身近な素材で工作シミュレーション。「ガラクタビルダーズ」のご紹介

6歳〜(小学生)向けエンジニアリング教材「ガラクタビルダーズ」のご紹介です。

テーマは「四足歩行型」。学びのポイントや教材をとおしてお届けしたい体験について、この記事で紹介していきます。



「ガラクタビルダーズ」の教材の意義

「ガラクタビルダーズ」では、身近な素材を組み合わせて「ガラクリン」という作品を生み出します。


まずは「クリエイトガレージ」で素材と色の組み合わせを選んで、思い思いのガラクリンをつくってみましょう。
デジタルだからこそ発想したことを実行に移しやすく、「こうしたらどうなる?」という仮説と「こうなった!」という発見のサイクルを経験することで、創ること自体に対する好奇心・創造性を育みます。


また、速さを競う「レースアイランド」や、2つのガラクリンを組み合わせる「フュージョンシティ」なども用いることで、選択した素材による性質の変化を観察し、検証しながら試行錯誤する力も養います。

今回のテーマ「四足歩行型」では、身の回りにある素材を組み合わせると、まるで四足歩行する動物のように動き出すアニメーションにもこだわっています。

想像力が広がっていくきっかけとなれば嬉しいです。

「レースアイランド」でお届けしたい体験

作成したガラクリンには、それぞれのパーツに応じて「おもさ」「はやさ」「きようさ」といった値が設定されます。



どの部分がどこに影響しているのか?それぞれの値はどういった意味をもっているのか?ということを試行錯誤の中で探究する場として、「レースアイランド」があります。


お気に入りのガラクリンを連れて、レースに参加してみましょう。「より速く走る」というシンプルな目標を持つことが、「今度はこうしてみよう」と様々に実践してみることを後押しします。

レース用に調整したガラクリンをつくってみたり、「フュージョンシティ」でガラクリンを組み合わせてみたりと、やり方は様々あります。


それぞれの値について、チャンネル内で「こういうものだよ」といった具体的な説明はありません。
それがどういったものか、想像し、自分で発見するプロセスを大事にしたいという考えからです。

例えば、「きようさ」が上がるパーツに共通しているニュアンスは何だろう…と考えてみたとき。色々と組み合わせを試して、「こういう感じが、ガラクタビルダーズで言う『きようさ』なんだな」という自分なりの発見をすることは、辞書的な意味を知ることとはまた違った学びがあります。

単語としてそれを知らなくても、「値がこんなに大きいのになんで負けるの?」→「そういうことか!」という発見を楽しんでもらえたら、という思いが込められています。

もしお子さまに「『きようさ』ってどういうこと?」と聞かれたら、答えを提示してあげよう、というスタンスよりも、どうやって答えを見つけるかという過程を楽しめるようなヒントを出してあげてください。

 
例えば、 「レースで速さをくらべてみよう」等、「きようさ」の値が大きいガラクリンと小さいガラクリンをそれぞれレースに連れて行って違いを観察してみるよう声かけをしてみるのもひとつのやり方です。

その時、レースをスタートする前にでてくる値をチェックしておくのがおすすめです。メモをとったり、スクリーンショットをとるのもいいかもしれません。


「ガラクタビルダーズ」は、新しいテーマで今後も登場していく予定です。想像力の赴くままに自分だけのガラクリンをつくってみてください。