2023.11.24

「回転」と「アニメーション」の実験で創造力を引き出すトイ教材「ぐるぐるプラネット〜つくってがってんのまき〜」紹介

Vol.ダイヤモンド(12月号)のトイ教材は、「ぐるぐるプラネット〜つくってがってんのまき〜」。回すと絵が動いて見える不思議な装置で実験できます。

今回の記事では、「具体的にこの教材で何をするのか」「教材に取り組む時の注意点、学びのポイント」についてご紹介していきます。



この教材でどんなことをするの?


回すと絵に動きがつく装置(ゾートロープ、フェナキストスコープ)などを作って、アニメーションを制作する教材です。

絵が動いて見える仕組みに触れて、自分なりのアレンジをすることで、「こんなことができるんだ!」という発見が生まれ、創造力と発想力が引き出されます。

スリットげきじょう



「スリットげきじょう」では、隙間をのぞくと絵が動いて見える装置(ゾートロープ)を作ります。絵が一瞬見えて切り替わると間が補完される「コマどりアニメ」と同じ原理を応用しています。


☆取り組む際のポイント
「スリットげきじょう」はモーターの下に本など高さがあるものを置くと、横から覗いたときに変化を見つけやすくなります。 


くるくるさつえいかん


アプリ「くるくるさつえいかん」のご利用は、2023年11月25日〜2024年1月5日までの期間です。
以降は、アプリが次の月の教材に切り替わるため、期間中にお取り組みください。


「くるくるさつえいかん」では、アプリとキットを組み合わせて取り組みます。
回転する円盤をアプリで撮影しながら、「フレームレート」(動画の1秒あたりの画像のコマ数を表す単位)を調節すると、円盤の模様の見え方が変わってなめらかなアニメーションに見えるという実験ができます。

自分でフレームレートを調節してみたり、模様を変えてみることで、「こうしたらどうなるんだろう?」という好奇心が育まれます。


☆取り組む際のポイント
「ひっこしタイプ」の作成には、少しコツがあります。


11個で1周する絵と、12個で1周する絵が、全部完全に離れていると、アニメーションになったときに変化がわかりにくいことがあります。

11個で1周する絵と、12個で1周する絵がそれぞれどこかで繋がっていると、滑らかなアニメーションになりやすいので、ひっこしタイプを作りたいけど、どうすればうまくいくかよくわからない、という時は試してみてください。


「はかせのさくひん」では様々な作品をご紹介しています。参考にしてみてくださいね。

以上、トイ教材「ぐるぐるプラネット 〜つくってがってんのまき〜」の紹介でした。来月はまた違ったテーマのトイ教材をお届けする予定ですので、楽しみにお待ちいただけますと幸いです。