2023.11.17

子ども800人が熱狂 「シンクシンク」国際イベント第2回をカンボジアで開催 参加者は前回の2倍以上に

ワンダーファイ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役:川島 慶、以下 ワンダーファイ)は、同社が開発・運営する子ども向け思考力育成アプリ「Think!Think!(以下 シンクシンク)」を通して、カンボジア国内の生徒のSTEM領域における学習意欲の向上を図るイベント「Think!Think! Annual World Cup(以下 シンクシンク アニュアルワールドカップ)」の第2回大会を、カンボジアの首都プノンペンにて開催しました。

知的なわくわくに国境の隔て無し。歓声と声援の沸き起こる、会場の熱気をレポート

会場にシンクシンクの音楽が流れると、子どもたちからは待ちかねたような歓声が沸き起こりました。

普段は1テーマ3分間のシンクシンクですが、今回は5テーマの問題の合計点を競うスペシャル仕様。4歳~12歳の子どもたちが、200人ずつ全4回に分けて熱戦を繰り広げました。


問題に取り組む子どもたちの表情は真剣そのもの。難題に直面すると眉を寄せて知恵を絞り、保護者の方々の声援を背中で受けながら、今日限りの腕試しの舞台を楽しんでいました。

問題が解けた時に思わず出てくる喜びの声やポーズがそこかしこで見られる、賑やかな学びの場となりました。


たった10ヶ月で規模2倍!参加者3000人で会場は大盛況

本イベントは第1回大会に続き、日・カンボジア外交関係樹立70周年事業の一環として開催されました。4月にオープンしたばかりのASEAN最大級の商業施設イオンモール・ミエンチェイを会場に、子ども800人と保護者など約3000人が詰めかけました。


カンボジア教育教育ユース・スポーツ省のサン・ヴァタナ副長官、JICAカンボジア讃井一将所長、シンクシンク教育効果実証の外部評価を行った慶應義塾大学の中室牧子教授、カンボジア公立学校関係者、カンボジア日系企業関係者、カンボジア国営メディアなども式典に参加し、教育分野での交流が図られました。


シンクシンクは、2018年からJICA(国際協力機構)の支援のもと、カンボジアの公立学校で活用されています。地道な実績づくりを経て、カンボジアの教育現場から教材として高く評価されるようになり、導入校が順調に増加しています。

現在、プノンペンの小学校9校とJapan Digital Learning Center(JDLC)で合計約5,000人もの児童がシンクシンクを活用し学んでいます。また、日本人学校やワンダーファイ直営の学習塾でも好評で、多くの学校関係者や保護者から利用希望が寄せられています。


登壇者コメント(一部抜粋)

・JICAカンボジア 讃井一将所長

ワンダーファイは、2018年からJICAの民間セクター連携プログラムにおけるパートナーとなっています。(中略)シンクシンクを使った子どもたちのSTEM能力の向上において、顕著でポジティブな効果を目の当たりにしました。これらの成果は、ワンダーファイの専門知識と革新的な技術の融合から生まれたものです。

・カンボジア教育ユース・スポーツ省 サン・ヴァタナ事務次官

シンクシンクは認知能力と非認知能力の両方に効果があり、教育省としてさらなる普及を願っています。日カンボジア外交樹立70周年の記念すべき年に、この素晴らしい大会が開催されたことを嬉しく思います。JICAをはじめ日本の皆様に感謝申し上げます。シンクシンクで学んだ子どもたちが、両国の輝かしい未来の架け橋となってくれることを祈念しています。

イベント概要

日 時:2023年11月5日(日)8:00〜15:00(現地時間)
場 所:イオンモール ミエンチェイ
参加者 :カンボジア教育ユース・スポーツ省 サン・ヴァタナ副長官
 JICAカンボジア 讃井一将所長
 慶應義塾大学 中室牧子教授
 ワンダーファイ(株) 代表取締役 川島慶
参加人数:約3,000名(内、子どもが800名)
 カンボジア国営メディアをはじめ、複数のメディアも参加。
 複数の日本企業がブースを出展