2024.07.25

「かたち」を学ぶアプリ教材「ピクタネット」をご紹介

今月号のスタンダードコース向け教材では、図形創作「ピクタネット」が登場します。



図形センスを培う「ピクタネット」

「ピクタネット」は、「◯、△、□」といった図形をお題に沿って組み合わせることで、自由創作と図形パズルを両方楽しめるアプリ教材です。

図形を回転、拡大縮小したりといった操作を自分の手ですることで、図形への理解が深まります。アプリで楽しく試行錯誤する経験を積むことで、紙で図形問題を解くときも、一見複雑に見える図を「図形の集まり」という視点で分解してイメージできるようになります。

図形の重なりの中から、必要なかたちだけを抽出することは多くの図形問題で求められる処理です。「ピクタネット」では、図形の勉強と身構えることなく、遊びのような感覚で図形センスを培うことができます。

「ピクタネット」の教材の中身をご紹介!

「ピクタネット」には、お手本に沿ってパズル的に解いていく「ピクトアカデミー」と、決められた数の図形でお題を表現する「ピクトスタジオ」があります。


「ピクトアカデミー」では、最初は「図形の集まりが何か意味のあるイラストに見える」という面白みから始まって、レベルが上がるほどに「このかたち、こう重なっているのか!」という気づきが得られる問題にステップアップしていきます。

日常の中でも、「元からそう見えるかたち」という捉え方から解像度を上げて、「実は◯と△でできてる!」といった発見を楽しんでもらえるような、図形に対する感性を育むものでありたいという思いが込められている教材です。

「ピクトスタジオ」では、お題は言葉だけで提示されます。


保護者の方向けに、ワンダーギャラリーでは以下のように作品例を掲載していますが、作品例の通りにならないといけないといった趣旨のものではありません。



例えば「いぬ」というお題が出た時、全体像でも、正面から見た犬を描いていても、それも表現のひとつです。


そうしたバリエーションも、「自分がどう描きたいか」の多様性の豊かさのあらわれとして、喜ばしいものであると私たちは考えています。

「自分にとってどう見えたか?」を表現する過程で、他の人から見れば思いもよらないものができることもあります。もしお子さまが一見よくわからないものを表現していても、お題と実際に似ている似ていないに関わらず、「こう見えるんだね」というところを一緒に楽しんでいただけますと幸いです。

自分の表現が誰かに受け止めてもらえたということが、次の作品を作っていく意欲につながります。

抽象的な図形に「見立て」で解釈を加えて命を吹き込む「ピクタネット」を、ぜひ楽しんでみてください。