今月号のトイ教材は「メカニクスラボ」。テーマは「モーター」です。
電気の回路やモーターを使った電子工作は、学習指導要領としては小学校高学年から扱う内容です。
ですが、電池を使って動くものは、例えば電車のおもちゃ、しゃべるぬいぐるみ、目覚まし時計等、子どもたちの身近にずっとあります。
「身の回りのものがどう動いているんだろう?」という興味に、こたえられるものでありたいという思いから、今回の教材「メカニクスラボ」にはたくさんの工夫がなされています。
知識・理論の部分は、抽象的なものの理解がスムーズになる学齢からでも大丈夫。「メカニクスラボ」のように幼児期にふれるものは、「こうすると、こうなる」ということを手を動かしながら感覚的に理解できるものとして楽しんでもらえれば、これからの下地づくりとして十分です。
事前知識なしに楽しめるものであるために、「メカニクスラボ」で工夫されたポイントについてご紹介します。
【お知らせ】
「メカニクスラボ」は単三電池2本とテープを使用いたします。
お手数ですがご使用前に、ご家庭でご用意をお願いいたします。
「メカニクスラボ」は単三電池2本とテープを使用いたします。
お手数ですがご使用前に、ご家庭でご用意をお願いいたします。
組み立ての手順をなるべくシンプルに
「メカニクスラボ」は、ボードにモーターを貼って線をつなぐだけで動く、シンプルな構造です。
ものが動く仕組み、つまりメカニクスにふれる前段階の準備が多すぎると、どんなに興味を持っているお子さまでもつまずいてしまうもの。組み立てのために「やらなきゃいけないこと」をどれだけ減らすことができるかということにこだわりました。
「メカニクスラボ」で扱うキットは、小学生ロボコンでも採用されている、ユカイ工学株式会社さんにご協力いただきました。
それぞれの作業の結果に「こうなるのか!」という驚きを入れる
構造がシンプルだからこそ、自分が手を加えることで生じる変化をダイレクトに感じられるようになっています。
例えば、「ロボットの『うで』にセロハンテープを付けてみたら?」「ボードを重くしたら、動きはどう変わる?」そうした「けんきゅう」を通して、「自分のアクションでロボットの動き方が変わる」「組み立てて、動いた!」を楽しんでみてください。
写真でわかる!ロボットの組み立て方
自分で組み立てた達成感を味わえるように、写真で「どうすればいいか」を多めに示すようにしています。文字情報だと、大人に読んでもらってそこからイメージするというステップが必要になりますが、写真であればそういったことは少なくなります。
この教材は、時には保護者の方からのサポートが必要になる場面があります。
道具の扱いに慣れていないと困難な部分があるかもしれません。そんな時は保護者の方にサポートをいただけますと幸いです。
保護者の方向けに、ロボットの組み立て方の動画を公開しておりますので、そちらもご活用ください。
お子さま向けには、アプリチャンネル「メカニクスラボ」内にサポートムービーがあります。お子さまが困っている際は、「アプリ内に動画があるみたいだよ」と声かけしてみてください。
また、アプリの「メカニクスラボ」チャンネルではイベントやロボットミッションに挑戦できます。
「遊び方の余白が大きいこと」を楽しめる子もいれば、自由すぎて何をすればわからないという子もいます。「こういう遊び方もできるよ」という位置づけで、冊子と合わせて楽しんでみてください。
【ご案内】継続して来月号でも使用する教材について
一部の教材は来月号でも使用します。
下の写真にある、ボード・電池・電池ボックス・モーターはご家庭での保管をお願いいたします。
「作って、動いた!」を実感できる、「メカニクスラボ」を、親子でぜひ一緒にお楽しみください!
「作って、動いた!」を実感できる、「メカニクスラボ」を、親子でぜひ一緒にお楽しみください!