今月号でお届けする「ポラリーとにじいろのおしろ」は、偏光シートを使ったトイ教材です。
この記事では、「この教材で実際にどんなことをするか」「アプリと組み合わせた使い方」についてご紹介いたします。
この記事では、「この教材で実際にどんなことをするか」「アプリと組み合わせた使い方」についてご紹介いたします。
※偏光シートと同じ仕組みは、身の回りではテレビの液晶やサングラスなどに使われています。詳しい仕組みについてご興味のある方は、後述する記事内の解説をご参照ください。
この教材でどんなことをするの?
偏光シートを使った実験やアート作品の制作に取り組めます。「絵を透かしてシートをかざすと色が変わった!」という驚きを体感することで、現象への興味が引き出され、色彩への感性が磨かれます。
上記の動画の「魔法のシート」が偏光シートです。一見ただの灰色の透けるシートですが、この2枚のシートでカラフルな絵を挟んで透かして向きを変えると、色が変わって見えます。
この教材は、冊子やシートではなく、全てアプリでお題が提示されます。アプリと一緒にお楽しみください。アプリでプレイできるのは、当月号〜翌月の5日までです。
アプリの「ポラリーとにじいろのおしろ」チャンネルを開くと、動画が始まります。教材を使って何をすればいいか、キャラクターと一緒に物語仕立てでわかるようになっています。
アプリでは、主に3つのお題があります。
ポラリーのちょうせん
最初はこのお題に取り組むことになります。シールをはって、「まどアート」を3つ作ります。
偏光シートによって色が変わるという現象の不思議さに触れることができます。
デザインルーム
色のない偏光シートと透明なセロハンテープから虹色のアートが生まれる実験に取り組めます。「光とは?」「色とは?」といったことへの興味関心を引き出します。
「ポラリーのちょうせん」で作ったまどアートや、かたちのシートを様々な背景に配置して作品を制作することもできます。
ししょうのシアター
偏光シートの仕組みや、身の回りで使われている例についての動画を視聴できます。
もっと知りたいお子さま向けの動画や解説サイト紹介
アプリの「ししょうのシアター」を見てから、もっと色々見てみたい!という方向けの動画と解説サイトです。
セロハンテープで作るアートがよく見えなかった… という人向けに、どう見えるかがわかりやすい動画
"一枚の偏光板を使った偏光板アート." Youtube ktakachan 2021年.※参照:2025年1月24日
偏光シートの仕組みについての解説(大人向け)
「テレビ画面の保護シートかと思ってフィルムを剥がしたら画面が真っ白になった!」という事例
偏光シートは、光の透過を制御することで、「偏光」(電場および磁場の振動方向が規則的な光)をつくりだすシートです。
光を波として考えたとき、自然光はその波が360度全方向に存在しますが、偏光シートは特定の向きのものだけを通します。この仕組みは、例えば液晶ディスプレイの表示を人が見えるようにする光学フィルム等に使用されています。
以上、トイ教材「ポラリーとにじいろのおしろ」のご案内でした。
光を波として考えたとき、自然光はその波が360度全方向に存在しますが、偏光シートは特定の向きのものだけを通します。この仕組みは、例えば液晶ディスプレイの表示を人が見えるようにする光学フィルム等に使用されています。
以上、トイ教材「ポラリーとにじいろのおしろ」のご案内でした。
来月はまた違ったテーマの教材をお届けしますので、楽しみにお待ちください。