サイエンス教材「テクロンとひみつのけんきゅうじょ」のテーマ「電気」の教材の意義を解説していきます。
テーマ「電気」では、電池と電球が回路でうまくつながるように道具の配置を工夫することで、思考力が培われます。
「教材でどんな力が育まれるか」「『じっけん』での試行錯誤のヒント」についての解説を、ぜひ教材の取り組みにご活用ください。
「電球を光らせるには?」という試行錯誤を通して、物理現象に親しむ
この教材では、「回路がつながると電気が流れる」「電気を通さない物質がある」という現象を通して、「電気」についてアプリで感覚的に学ぶことができます。
電気や回路について事前知識がなくとも、「どうやったらつながるか?」という思考力問題として手軽に取り組むことを通して、お子さまの「こうしてみたら、どうなるんだろう?」という好奇心が引き出されます。
「テクロンとひみつのけんきゅうじょ」で取り組める3つのゾーン「けんきゅう」「じっけん」「かいはつ」についてそれぞれ解説します。
「けんきゅう」では、「電球を光らせよう」という思考力問題に挑戦できます。全部で12問ありますが、全部取り組まないといけないというわけではありません。「けんきゅう」をある程度進めると「じっけん」「かいはつ」が解放されます。
「じっけん」では、アイテムの配置を考えて、60秒という制限時間の中でできるだけ多くのおばけに電気を流す「ピカピカゴースト」に挑戦できます。(「じっけん」でのコツについては、次章で解説しています。)
「かいはつ」では、自由に道具を配置することができます。お子さまの「やってみたい!」を何でも試せる場として活用してみてください。全部一から自分で作っても良いですし、あらかじめ道具が配置されたテンプレートをまず触ってみるのも良いでしょう。
たくさんのおばけに光をあてるには?「じっけん」で高得点を狙うときのポイント
①アイテムを動かして、必要な電球だけを光らせる
置けるアイテムは合計4つまでという数の制限があるので、常に全部の電球を光らせるといったことはできません。ですが、アイテムを配置して「スタート」を押して始まってからも、アイテムをドラッグ&ドロップで動かすことができます。予め「この電球を光らせるときはこのつなぎ方」といった想定をしておくとよいでしょう。
②1回何もせず、おばけの出方を観察してみる
出てきたおばけはなんとしても得点にしたい!と思いながら操作していると、意外と視野が狭まってしまいます。1回だけ、試しに何もせずおばけの出方を観察してみると、おばけが出たり消えたりする間隔がわかったり、高得点のおばけが右端に登場することに気付けます。
以上、「テクロンとひみつのけんきゅうじょ」のテーマ「電気」についての解説でした。
「こうなるのか!」にたくさんふれられて、「こうしてみたい!」を自分の手で自由に作り出せる「テクロンとひみつのけんきゅうじょ」を、ぜひ楽しんでみてください。