今月号では、「ずんちゃかシーケンズ」が登場します。この教材は、ワンダーボックスの音楽を手掛けてくださっているプロの音楽家の方と一緒に作成しました。
この教材で何ができるのか、アプリでの音楽体験がより良いものになるよう、どんな思いと工夫が込められているか、この記事で紹介していきます。
「ずんちゃかシーケンズ」で届けたい体験
多くの音楽教育は、メロディ/リズム/ハーモニーの3要素から始まり、「正しい音」「美しい音」があらかじめ決まっています。
ですが、「いい音」は身の回りにたくさんあります。
例えば手を叩く音でも、水の流れる音でも、コップの触れ合う音でも、「音色(おんしょく)」を楽しむことができます。
※音色(おんしょく):音がもつ感じ、質感。同じ音の高さ、音圧、音量でも、音色の違いが生じ、聞こえ方が変わってくる。
「ずんちゃかシーケンズ」は、身の回りの音を録音して生まれた「オトダネ」で音楽をつくって遊ぶ教材です。
「聞く」は音楽にふれる第一歩だからこそ、それぞれの音色を味わってみてください。音に心が動く体験を繰り返す中で、音を楽しむ感性が培われます。
アプリの使い方
まず、「オトダネ」を8個並べた「シーケンズ」で、音の連なりが音楽になる過程を体験します。
休符の位置を変えたり、音の高さを変えてみたり、直感的な操作で音の加工を楽しめます。楽譜が読めたり、音階がわかったりする必要はありません。
「見て聴いて触ればわかる」ことを大事にしています。
最初はアプリ側で用意した音源を使いますが、次に自分で音を録音して、オトダネを作ります。
オトダネは、26個まで保存できます。声でも、ものを叩いてみた音でも、好きなように音を集めてみてください。
慣れてきたらやってみよう!発展編
シーケンズの並びは、8個と16個があります。両者の違いも楽しんでみましょう。
さらに、右上のアイコンから伴奏を変更することができます。
この伴奏は、今回は「うみのゆうらんせん」というテーマに合わせて作られています。
テーマごとに変わっていくので、「この世界ならこんな音がするかな」という想像力を引き出すようなものになっています。
こんなときどうする?使用時の注意点
Q.音が出ません。どうすればいいですか?
A.
端末の音量設定を確認して、音量を上げてみましょう。もしくは、保護者メニューのアプリ設定から、BGM/SEをオンにしてください。
端末の音量設定を確認して、音量を上げてみましょう。もしくは、保護者メニューのアプリ設定から、BGM/SEをオンにしてください。
Q.子どもが自作の音楽を披露してくれたのですが、どうリアクションすればいいかわかりませんでした。
A.
「これ、どんな音使ったの?」「どうやって録音したの?」といった、素材のあるがままを聞いてみるコミュニケーションがおすすめです。大人の方も、子どもの作った音を楽しんでみてください。
「これ、どんな音使ったの?」「どうやって録音したの?」といった、素材のあるがままを聞いてみるコミュニケーションがおすすめです。大人の方も、子どもの作った音を楽しんでみてください。
以上、「ずんちゃかシーケンズ」の紹介でした。この教材はテーマを変えてまた登場する予定ですので、楽しみにお待ちいただけますと幸いです。