今月号で登場するサイエンス教材「テクロンのひみつのけんきゅうじょ」のテーマは「重力」。
例えばものを投げたときの「放物線」は重力の大きな影響を受けています。
今回のテーマでは、重力の強さや向きを調節できたら、ものの動きはどうなるのかというシミュレーションを体験できます。
今回の記事では、「この教材でどんなことをやるのか」と、「取り組む際のポイント」をご紹介いたします。
もくじ
今月号ではどんなことをやるの?
今月号では、「重力に従って動くりんごを、重力を調整したりアイテムを利用したりしながら、かごまで運ぶ」ことが基本になります。
右側にある、上下に動くバーで重力の強さと上下の向きを調整できます。
ものを発射したときの重力の影響は、大砲が発明されて以来、極めて実用的な用途のために長年研究されてきました。
「ものを放り投げると、山なりの軌道を描いて飛んでいく」というのはキャッチボール等の経験からすでに「当たり前」と感じているお子さまも多いかと思います。
今回の教材では、重力について「こうなると思ったら、そうならなかった」「やり方を変えたらうまくいった」といった試行錯誤を重ねることで、普段意識しない重力への興味関心が引き出されます。
アプリ教材「テクロンのひみつのけんきゅうじょ」には、「けんきゅう」「じっけん」「かいはつ」という3つのゾーンがあります。それぞれの特徴についてご紹介します。
けんきゅう:「重力」をテーマにした思考力問題
重力の向きを変える問題から始まって、そのあと重力の強さと上下を調節する問題に取り組みます。
取り組む際のポイント
全部で12問あります。問題4まで解くと「じっけん」「かいはつ」ができるようになります。
問題12は、「りんごが動いている間にタイミングよくバーを動かす」という操作が求められます。
迷っていたら、「りんごが飛んでいるときにバーを動かしてみよう」「坂のてっぺんからりんごを転がすには、どうしたらいいかな?」「勢いよく転がすには、重力を強くすると良さそうだね!」とヒントを出してあげても問題ありません。
じっけん:時間内になるべく高い得点を目指すスコアアタック
答えまでのやり方がある程度決まっていた「けんきゅう」と違って、「じっけん」では同じスコアを出すのにも様々なやり方があります。
取り組む際のポイント
<コロコロりんご2のコツ>
20点のかごに入れるのが難しいときは、下記のコツを参考にしてみてください。
- 手前にある5点のかごをアイテムでふさぐ
- バネの角度を変えて右奥まで飛ぶようにする
- リンゴは下向きに発射されるので、最初は重力を弱くしたり上向きにしたりと飛距離がでるように調節する
かいはつ:何でも試せる実験の場
「かいはつ」では、かごや土管や壁といったパーツを好きに配置して、自由に実験できます。
「こうやったらどうなるんだろう?」をなんでも試せる場所として「かいはつ」は設けられています。
自分の中で「こうしたい!」が芽生えたときに、それを全部やれる場として、活用してみてください。
コンテンツクリエイターからクイズのおすそ分け
3つのリンゴのうち、どのリンゴがカゴに入るでしょう?(真ん中オレンジの”重力ボタン”にリンゴがぶつかると、重力が反対になります)
このクイズは、特別な開発ツールではなく、「テクロンとひみつのけんきゅうじょ」の機能である、アイテムを自由に配置できる「かいはつ」を使って作成されました。
「かいはつ」ではこのクイズをそのまま再現することもできます。
以上、今月号のテーマ「重力」の紹介でした。
「テクロンとひみつのけんきゅうじょ」では、今後もまた違ったテーマで様々な現象の面白さにふれる体験をお届けしていきます。楽しみにお待ちいただけますと嬉しいです。