2021.10.19

開発者の思いを直接伝えたい!「ワンダーボックス交流会」イベントレポート

ワンダーボックス運営チームとしてはじめての試みとなったオンラインイベント「ワンダーボックス交流会」のレポートをお届けします。イベントだからこそ話せる開発者の思いや開発エピソード等、皆さまの「もっと知りたい!」にお応えできるものとなっていれば幸いです。

当日の進行はこちら!



教材開発者から制作秘話共有

子どもたちに人気のアプリ教材を手掛ける教材開発者が、それぞれのコンテンツに込めた思いをお伝えしました。

小学生向けには、
・エンジニアリング教材「ガラクタビルダーズ」
・プログラミング教材「コードクラフターズ」

年中年長向けには、
・アート教材「ミエールのへんてこミュージアム」
・総合教材「そっくりさがし」

というラインナップでお届けしました。



◯エンジニアリング教材「ガラクタビルダーズ」6歳〜(小学生)


身の回りにある素材で、オリジナルの作品「ガラクリン」をつくる「ガラクタビルダーズ」は、つくりたいものを 自由につくる楽しさを味わうというコンセプトで開発されました。なぜ「つくること」は楽しいのか?「こうしてみようかな」「次はこれを試してみよう!」という発想力はどこからくるのか?そうした問いから、ガラクタビルダーズが「つくること」を楽しむための経験になることを目指した経緯等が、開発者自身の言葉で語られました。


◯プログラミング教材「コードクラフターズ」6歳〜(小学生)


義務教育での必修化も伴って注目度の高いプログラミング。「コードクラフターズ」では、扱うテーマの幅広さや、細やかな問題ステップにこだわりがあります。例えば「めいろ」というテーマであれば、「これを入力したらこう動くはず」という試行錯誤のプロセスで、「1つのコードブロックでゴールに辿り着く」から「複数のコードブロックを組み合わせて最高点を目指す」に段階的に難易度が上がっていく等、子どもの没入を妨げない問題調整について、開発者のこだわりが紹介されました。


◯アート教材「ミエールのへんてこミュージアム」4歳〜(年中・年長)

自由創作系のアート教材として人気の、「ミエールのへんてこミュージアム」。自分の感性に素直にしたがって表現することは、ものづくりの第一歩です。「こう思う」「こんな感じ」「こうしたい」を正解のない世界で楽しめるように設計されています。ついつい、「ここは赤色にしたほうが…」と手助けしてしまいたくなる教材ですが、他の人からどう見えているかよりも、「自分の感性を深堀りする」という体験を大事にしてほしい、という開発者の思いが語られました。


◯総合教材「そっくりさがし」全学年共通


異なる絵の共通点を、自分の考えとして表現する「そっくりさがし」。得点があるので、「あるべき答えを探す」教材と捉えられることもありますが、ボーナスワードは「こんな切り口もあったのか!」という新しい視点を提供するという意図があります。お子さまの解答を見て「こんな発想もあるんだ!」と大人も驚くような瞬間がある、とのお声もいただいているこの教材、ぜひ親子で楽しんでみてください、とクイズも交えつつ楽しくご紹介いたしました。



運営・開発チームと参加者の方との座談会

座談会では、参加者の方2〜3名と運営・開発チーム2〜3名の少人数でのチームに分かれて、それぞれワンダーボックスについて語り合いました!

「ミエールのへんてこミュージアムで、他の子の作品を見たいなと正直思ってたけど、なぜそうしないかというお話を聞けて納得した。本当に知れてよかった!」

といった教材開発者への嬉しいフィードバックや、

「キットに1人で取り組めないので、子どものためのzoomイベントがあるといいと思います。家では母が一緒に取り組んでいるけれど、子ども同士でやりとりができるような会があると、モチベーションにもなりそうです。」

といったご提案など、双方向でリアルタイムにやり取りしているからこそのコミュニケーションが生まれていて、私たち運営チームとしても、非常に学びになりました。メンバーを変えて2回行いましたが、設けていた時間があっという間に過ぎてしまったように感じるほど、充実した座談会となりました。


おわりに

イベント後のアンケートから、参加者の方の感想をピックアップしてご紹介いたします。

「こういったイベントには初めて参加しましたが、ほかの受講者の保護者の方の様子も知ることができて面白いと感じました。」(小学生の部参加)

「アプリ教材の制作秘話や開発者の方の想いを聞くことができてとても楽しかったです。
開発や運営に携わっている皆さんのお顔を見られることで、生産者の方が紹介されている野菜のように安心感や親近感が湧きました。」
(年中年長の部参加)

「開発者の皆さんから、アプリ教材に込められた想いを聞くことができて、とても有意義でした。特に、小川さんの『他の人と同じではなく、その子だけの感性を育む』というお話が、娘への関わり方の参考になりました。」(年中年長の部参加)

今後もこうした交流イベントで皆さまのお声を聞かせていただければと、運営チームとしては考えています。ご参加いただいた皆さま、本当にありがとうございました!