2021.03.31

子どもとの関わり、どうしたらいい?保護者の方からの質問にお答えします

この記事は、過去開催したオンライン相談会にて実際に保護者の方からいただいたご質問と、その回答を中心に、「こういう時、どうすればいいの?」の一つの見本・指針となるような内容をまとめています。

声かけしないと子どもが教材に取り組みません。自発的に取り組むようになるにはどうしたらいいですか?

声かけしないとやらない=自発的ではないということでは必ずしもありません。

「声かけがきっかけで取り組む」ということ自体が保護者のできる「縁づくり」として素晴らしいことです。お忙しい中、お子さまが楽しく教材に取り組めるようにお力添えをいただきまして、ありがとうございます。

「縁づくり」の具体的なやり方の一例として、家族みんなが新しいものや興味のあるものに取り組む時間を定期的に作る方法があります。その時間は、みんなで椅子に座り、保護者の方自身は自分の調べものをする時間にして、お子さまはワンダーボックスに集中して取り組むといった取り組み方もおすすめです。

しばらく取り組んでいない時に子どもがやる気になるような、効果的な声がけはありますか?

お子さまは、親が楽しそうに取り組んでいるものに興味を持つので、「これ、面白そうだからママ/パパがやってみてもいい?一緒にやってみない?」と声かけをしたり、実際にやっている姿を見せるたりするのも効果的です。

また、「新しい問題が届いているみたいだよ!」と教材の更新に関心を向けたり、「これどうやってやるかわかる?」とお子さまが保護者の方に教えたくなるような状況を作るのもおすすめです。

コンテンツの更新スケジュールについては、保護者向け情報サイト「ファミサポ」の"今月号の教材"記事の中で毎月ご案内しています。
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難しくて大人に頼るときがあり、どう対応したらいいのか教えてください。

「どこまでヒントを出して良いか」はお子さまの特性や状況によりますし、正解はありませんが、極端にいえば、正解に辿り着くまで道のりが100であるとき、99までサポートしても構わない、とワンダーボックスとしては考えています。

最後の1をお子さまが自分の力で乗り越えたと感じ、喜びを感じられていれば、それはすばらしい体験です。

ヒントをどこまで出そうか迷った時には、「それでお子さまが考えることや作り出すことを楽しめそうかどうか」を、1つの目安としていただければと思います。

解けないときにイライラして怒ってしまいます。どうすればいいですか?

解けなくてイライラするというのは、「解きたい!」という強い気持ちがあるからです。「解きたい!と強く思えるのがすごいことだね」などと、そのこと自体はぜひ承認してあげてください。

その上で、ワンダーボックスでは、「解けるかどうかよりも、挑戦しているかどうかが大事」なんだと、ぜひ繰り返しお伝えいただければと思います。ご入会時にお届けした保護者向け冊子「はじめてブック Vol.1」に掲載されている「わくわくのひけつ」をお子さまと一緒に唱えてみるのもおすすめです。

毎日15分、ワンダーボックスをやると約束をして取り組んでいます。出来れば自由に取り組ませたいのですが、それだと偏りがでてしまいます。強制的に取り組ませてよいのか悩んでいます。

何よりも大切なことは、取り組む時にお子さまがわくわくしているかどうかです。取り組む時間を決めても、それでお子さまが毎回楽しそうに取り組んでいれば、全く問題ありません。

時間を決めたり、強制することによって、お子さまにとって「こなすべき作業」になってしまわないことが重要です。

実際に、習慣化することで、わくわくを継続しながら取り組んでくださっているご家庭もたくさんあります。多少の偏りが出ることは全く構いませんし、健全なことですので、無理に全ての教材に取り組む必要はありません。