2022.11.17

「先を読む」面白さを味わう思考力教材「たいせん!ボードゲーム」紹介

セカンドボックスでは、ボードゲーム「ラストリ」が登場します!

「たいせん!ボードゲーム 」は、毎月変わるオリジナルのボードゲームに挑戦できるチャンネルです。

今回の記事では、「ラストリ」の面白さや、どんな学びがあるかについて紹介していきます。



「たいせん!ボードゲーム」の学びのポイント

ボードゲームで勝つためには「相手の立場に立ってものを考え、数手先を想像し、今ある情報をもとに最善策を考える」ことが必要です。「たいせん!ボードゲーム」では、遊びの中で客観性・論理性・戦略的思考を育むことができます。

「ラストリ」のルールは、交互にコマ(ドーナツ)を1つか2つ取っていって、最後のドーナツを取った人が勝ち、というシンプルなものです。

 
「ラストリ」は、「どうすれば勝ちか」がわかりやすく、ゲームが進むにつれて盤面がすっきりしていくことが特徴的です。

「はじめてボックス」のボードゲーム「トリプレット」とはまた違った、ボードゲームの様々なバリエーションを楽しんでいただければと思います。

「けんきゅうのへや」って?

「たいせん!ボードゲーム」には、「ひとりでれんしゅう」と「ふたりでたいせん」というモードがあります。

「ふたりでたいせん」は文字通り周りの人と対戦を楽しめます。この章では、「ひとりでれんしゅう」の中の「けんきゅうのへや」がどんなところなのかを解説していきます。


「けんきゅうのへや」は、なんとなくルールを理解している段階から一歩踏み込んで、「こうすれば勝てる」という戦略を考えながらボードゲームを楽しむことを後押しする場所です。

いわば勝負の分かれ目となるような盤面からスタートして、それぞれの状況に応じた最適な行動を探してみましょう。



「ラストリ」には「自分の番が終わるときに2つのドーナツが離れていれば勝てる」という定石があります。

こうした「論理的にやれば絶対勝てる」という盤面に近づけていくためにどうやっていくかを、「けんきゅうのへや」では何パターンか紹介しています。

「けんきゅうのへや」で腕を磨いたら、「コンピューターとたいせん」でより高いレベルに挑戦してみたり、違うボードの形を試してみるのもおすすめです。


ボードの形が変わると、一度に3つ4つと接するドーナツがでてきて、有利な盤面に持っていくための道筋が複雑になります。そこをどう工夫するかに、また新しい面白さがあります。

「たいせん!ボードゲーム」FAQ


保護者の方から今までお寄せいただいた質問と回答を2つ紹介いたします。取り組みの参考として役立てていただけますと幸いです。

Q.対戦を最後までやらずに、途中でやめてしまうことがあるのですが、これでいいのでしょうか。
A.
対戦をやめる理由には、「先が見えている」ということもあります。

例えばお子さまによっては、「コンピュータとたいせん」で「こういう状況になったら不利」なことを完全に把握していて、負けるとわかった時点で次のゲームを始める、といったことがあります。1試合のテンポの良さも「たいせん!ボードゲーム」の良さでもあるので、場数を踏んで次に切り替えていくというのは悪いことではありません。

ただ、はじめてボックス、セカンドボックスでは実施していませんでしたが、次月号からの「たいせん!ボードゲーム」では、オンラインで他の子と対戦できるイベントが開催されます。そのときは、「一緒に遊んでくれている子とは、最後までやろうね」等、相手の存在を意識して人として尊重できるような声かけがおすすめです。

Q.適当にやっていて、ルールを理解してないようです。どうすればルール通りにやるようになりますか?
A.
ルールはやりながら理解する、でOK!もしくは、ルールの動画を見てみましょう。

事前にルールを理解してから取り組むというよりは、やりながら自然とどういうものか感覚的にわかっていくものとして楽しめるように工夫して設計しています。もしくは、「ルールの動画、一緒に見ようか!」とルール解説動画を見るように促してみるのもおすすめです。


ルール以前に、「ドーナツを選ぶ→okを押す」という手順がわからないときもあります。そこで詰まってたら、保護者の方からサポートをお願いいたします。


以上、「たいせん!ボードゲーム」の紹介でした。この教材はまたテーマを変えて登場するので、楽しみにお待ちいただけますと幸いです。