「ケミーのじっけんマップ」では、「そざい」を2つまで組み合わせて、それに「わざ」を使います。
今回のテーマでは、複数の金属が混ざりあったものから、金・銅・鉄を取り出します。
例えば、鉄と銅が混ざった「ぎんいろのきんぞく」と「かせいソーダ」をあたためると、鉄ができます。
わざの中には「でんきぶんかい」等、中学校の化学で習うようなものもありますが、事前知識は必要ありません。
例えば、教科書で習うことと、ケミーのじっけんマップでそれをどう表現しているかの違いを図で示すとこうなります。
教科書では、「硫化銅水溶液を電気分解すると、陰極板に銅が析出する」と習いますが、「ケミーのじっけんマップ」では「あおいろのえきたい」を「でんきぶんかい」したら銅ができた、というように簡略化しています。
6〜8歳頃の年代では、「正しい知識を身につけること」よりも、擬似的に経験して、体感してみることのほうが得意です。後に学校で習ったときに、「ふれたことがあるもの」と思えることで、学びがより身近になります。
純度の高い貴金属を抽出する技術として始まり、更には鉄や鉛を黄金に変えることを夢見た錬金術の試行錯誤の積み重ねは、化学という分野の発展に貢献してきました。
「金属の抽出」というテーマで、お子さまが化学の面白さの一端にふれることを願っています。
マップからゴールまでの過程を考えてみたり、寄り道してみたりと、自由な探究を楽しんでみてください。