2022.10.27

「ライフゲーム」で未知への探究心が自然と引き出される「セルトンのふしぎなタブレット」紹介

Vol.ナマステ(11月号)では、6歳〜(小学生)向けの新チャンネル「セルトンのふしぎなタブレット」が登場します。

「ライフゲーム」というシミュレーションを題材に、自ら仮説を立て、未知の世界を追究していく思考力を育む教材です。

今回の記事では、「なぜライフゲーム?」という想いや、実際にできることについて、動画も交えつつ紹介していきます。



そもそも「ライフゲーム」って?

ライフゲームは、生命の誕生や死を計算機上でシミュレーションするゲームです。

多くの数学者やエンジニアを熱狂させ、1974年の "Time" 誌で「ライフゲームの大群が数百万ドルの貴重な計算機資源を浪費している」と言わしめるほどでした。

ライフゲームに熱中した研究者・技術者の中には、今日のコンピュータにまつわる技術革新に大きく貢献した人もいます。

「セルトンのふしぎなタブレット」上でライフゲームをどのように扱っているか、まずはこの動画(30秒程度)ご覧ください。


白いモザイク模様が動いてるけど何?と思われたかもしれませんが、これらのセル(白い正方形)は、無秩序なものではなく、それぞれが以下のシンプルなルールで動いています。


生きたセルが3つある→セルが生まれる


■周りに2つか3つのセルがある→セルが残る


周りに生きたセルが4つ以上→セルが消える
■周りに生きたセルが1つ以下→セルが消える


これらのセルの「生成と消失」=「生き死に」がライフゲームです。

なぜ「ライフゲーム」を教材に?

シンプルなルールに従って自己複製と消滅を繰り返す「セル」は、初期配置を少し変えるだけで全く異なった複雑な結果が得られます。「なぜそうなったのか?」「こうしてみたらどうなるのか?」といった、未知への探究心が自然と引き出されます。

「セルトンのふしぎなタブレット」は、「パズルが解けた!」や「答えがわかった!」といった、ただ正解を求めるコンテンツとは少し違います。

もっと根源的な、不思議な事に対する興味や関心、そこから湧き出る集中力や行動力を促す教材です。これこそが「知的わくわく」の源とも言えると私たちは考えています。

「セルトンのふしぎなタブレット」で何ができるの?

順番に開放されていく3つの「たいりく」で、ライフゲームの魅力にふれられます。


生成と消失のルールがわかる「セイメイのたいりく」

先程紹介した、セルの4つのルールについて、初めてでも順を追ってわかるようになっています。


固定物体を探す「ハッケンのたいりく」

お子さまにとって「未知のもの」を発見する喜びと驚きを感じられるのが「ハッケンのたいりく」です。

世代が進んでも同じ状態を保つセルのグループ=固定物体(動かないセルトン)を探します。
固定物体は発見されたものだけでも多くの種類がありますが、その中でも生成される確率が比較的高い8種類に焦点を絞っています。

先程の動画のように、ランダムに指を走らせてセルを配置しても意外なところから固定物体が生まれたりします。まずは画面をさわって、自由にセルを置いてみましょう。お子さまの手がとまっていたら、セルを書き足すなど促してみると、一つのきっかけになります。

自由にセルを置くのも良いですし、例えば次の動画のように、きれいな幾何学模様がどのように変わっていくかを見守るのも面白味があります。


色々試してみると、色々残しておきたくなります。「こうしてみたい!」という思いが生まれたときには、何でも試せる場として、次の「ソウゾウのたいりく」がぴったりです。


ひらめきを記録できる「ソウゾウのたいりく」

「ハッケンのたいりく」で4つ固定物体を見つけると、「ソウゾウのたいりく」に取り組めます。ここでは セルの状態を自由に保存し、いつでもそれを再現できます。

「珍しいかたちができたからとっておこう」「セルの位置をちょっと入れ替えたらどのくらい結果が変わるのか見てみたい」等、自由に活用してみてください。
以上、「セルトンのふしぎなタブレット」の紹介でした。 

「セルトンのふしぎなタブレット」を通じて、未知の物、不思議な物に「ハマる」感覚を味わってもらえますと嬉しいです。

「ハマる」感覚を持てたということは、将来どの分野でも「ハマる」事ができる準備が整ったということです。

たとえこの先の人生でわからない事があっても、情熱を持ってその分野に取り組める、そうした原動力を培うものでありたいという思いが、この教材に込められています。