2021.12.15

「ワンダーボックス、ここが変わりました。」2021年度のアップデートまとめ

ワンダーボックスは、この1年の間にも、ユーザーの皆さまのお声を受けて様々な改善を進めてきました。

今回は、「今年度、どこが変わったの?」というところをいくつか厳選してまとめてお伝えいたします。

より細やかな学年対応を

「うちの子に合った難易度で取り組みたい!」というお声はお問い合わせでもお寄せいただいております。
そうしたお声にお応えすべく、より細やかな学年対応ができるよう現在も改善を重ねています。

アプリ教材

「まだ文字を読むのは時間がかかるけど、音声で聞けばすぐわかる」というお子さまが楽しくアプリに取り組めるように、4歳〜(年中・年長)向けアプリ教材では音声ガイドをより充実させています。
例えば、アート教材「ミエールのへんてこびじゅつかん」では、キャラクターたちのセリフが全て音声で流れるようになっています。



実際の音声動画はこちらからご覧になれます。

4〜6歳のいわゆる幼児期、と呼ばれる年代は文字を読むのがとてもゆっくり。ひらがなの1文字1文字は読めても、それを「言葉のまとまり」として理解することに、とても時間がかかります。でも書いてあるものは読みたい!と意欲溢れる年代でもあります。そうした意欲にこたえるものとして、音声ガイドがあります。

音声ガイドで、制作側として意識しているポイントは、「速さ」と「抑揚」です。「子ども向け」というと、ゆっくり読んだほうが親切かと思いきや、ゆっくり読んでいる間に、次に進んでしまったり集中力がきれてしまったり、「はやくやりたい!」という気持ちを邪魔してしまう可能性も。

CMを覚えたり流行りの歌をすぐ覚えてしまうように、子どもは、耳で聞いて情報を整理するというのは得意です。幼児の体感速度に合わせた、大人が聞くと少し早口に聞こえるような速度も、教室で「どう伝えれば、子どもたちの集中を妨げないか?」という試行錯誤の末にたどりついたものです。

穏やかすぎず、落ち着きすぎず、「テンション高め」な声の抑揚は、「大人が楽しそうにしていることで、子どもたちも楽しみやすくなる」ということを意図しています。例えばアプリの中で、間違ったときの「おしい!」というセリフひとつとっても、さらっと明るいものにしています。

伝えたいメッセージとして、「惜しい、違った」を認識させることより、「もう一回やってみよう!」「次はどうなるかな!?」と、次の挑戦を応援するようなものでありたいという意図があります。

学年対応について、より詳しくはこちらをご覧ください。


トイ教材

トイ教材では、全学年共通だった問題冊子が、4歳〜(年中・年長)向けと6歳〜(小学生)向けに分かれるようになりました。

学年共通の問題もあれば、まったく違う問題構成になっていたりと、それぞれの月のテーマに合ったものになるよう調整された冊子です。

研究授業で実際に子どもたちの反応を見ながら、切る、貼る、色を塗るといった作業の難易度や、問題理解のために求められる抽象的思考の精度等を考慮して、子どもたちの没頭を妨げない問題ステップになるよう設計されています。

Vol.ダーウィン(10月号) トイ教材 4歳〜(年中・年長)


Vol.ダーウィン(10月号) トイ教材 6歳〜(小学生)




キット教材の解答・ヒントをアップデート

解答が、ただ「答えを載せる」というものから、「教材の意図、所要時間の目安、使っているときの声がけ例」までカバーするものにアップデートされました。


トイ教材の取り組み時間とおすすめの取り組み方が提示されています。



お子さまへの声がけに活用できるヒントワードを掲載しています。

「どう取り組んだら良いかわからない…」というときでも、解答を見ればヒントになるようなことが見つかるようにという意図で、様々な角度から教材についての解説を扱っております。ぜひご活用ください。
保護者向け情報サイト「ファミサポ」のこちらからご覧いただけます。

チャンネル選びを楽しくサポート!「ルーレット機能」の追加

ワンダーボックスのアプリ教材はたくさんの種類があって、「どれをやるのがいいのかな?」と迷ったことがある方は多くいらっしゃるかと思います。チャンネル選びを楽しくサポートする「ルーレット機能」を使えば、まだ触れたことのない領域の教材でも、「まずはやってみようかな!」というきっかけができます。


「いつも同じチャンネルをやっていて、他のチャンネルに取り組まない」とお悩みの方も、お子さまに「この『?』ボタン、押したらどうなるのかな?」と、新しいわくわくとの出会いを促す声がけをしてみてください。

ルーレット機能について、詳しくはこちらを参照ください。

届いた瞬間からわくわくを。パッケージの秘密

ワンダーボックスのパッケージには、届いたときからわくわくが始まる工夫があります。

2021年4月号からは、「ワンダーな人々」というテーマで、STEAM教育分野にとって重要な人物をピックアップしてきました。その人物にまつわるモチーフをあしらったパッケージと、開け口に隠されたひみつのメッセージ、人物についてのちょっとしたクイズ等が盛り込まれています。親子で一緒に、「パッケージのひみつ、こんなの見つけたよ!」という発見を楽しんでみてください。

パッケージの秘密について、詳しくはこちらをご覧ください。
 

2022年1月号からは、また新しいテーマに変わります。

こちらも、ワンダーボックスの教材のわくわくを表現しつつ、親子での会話のきっかけにもなるようなものを目指して制作されていますので、どうぞお楽しみに!

以上、2021年度のワンダーボックスのアップデートのまとめでした。
これからも、皆さまからのお声を受け止めながら改善して参りますので、ワンダーボックスをどうぞよろしくお願いいたします。